小品般若波羅蜜経巻第二
コボンハンニャハラミツキョウカンダイ2
概要
小品般若波羅蜜経巻第二
コボンハンニャハラミツキョウカンダイ2
制作地:日本 日本
平安時代 後期 ・12世紀
縦26.9cm:横725cm
1巻
洛西にある松尾大社の神宮寺で十二世紀前期から中期にかけて書写された一切経の遺品。近年まで、この松尾社一切経は、鹿ヶ谷の法然院にその大半が伝来していると考えられてきたが、平成四年、市内の妙蓮寺に四千巻近くが伝存していることがわかった。これによって、この一切経を発願したのは、松尾社の神主をつとめた秦親任とその一門であることなどが明らかとなった。