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緑釉取手付長頸壺

りょくゆうとってつきちょうけいこ

概要

緑釉取手付長頸壺

りょくゆうとってつきちょうけいこ

考古資料 / その他アジア

出土地:イラン・ニシャプール

イラン・イル・ハーン朝 13世紀

陶器

口径4.5 胴径16.0 高台径8.0 高32.0 高台高1.5

1口

赤褐色の胎土で成形する。高台の上に量感溢れる洋梨型の胴部が載り、撫で肩の頂点から、細長い頸部が少し広がりながら立ち上がっている。頸部上端を少し屈曲させている。指留めつきの取手は、肩部と頸部中程を繋いでいる。頸部と取手の接合部すぐ下には、突帯が見られる。頸部から肩部にかけて、また底部近くには輪文が繰り返されている。高台は一部欠失している。前面に高台にかかるほど厚手の緑釉が施され、線状の茶褐色と濃い緑色の絵具が釉薬に溶け込んでいる。充実した器形は、中国陶磁からの影響を示すものと考えられる。

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キーワード

イラン / 頸部 / / 高台

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