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取手付瓶

とってつきへい

概要

取手付瓶

とってつきへい

考古資料 / その他アジア

出土地:イラン

イラン・サーマーン朝 10~11世紀

ガラス製

口径3.0 胴径8.5 底径6.5 高12.5

1口

薄い緑色の透明ガラスを型吹きガラス技法で成形している。下部が膨らんだ楕円形の胴部には割型使用を示す穏やかな緩やかな稜があり、12面体になっている。胴部と頸部の間に膨らみを持ち、その上に頸部を接合している。少し凹んだ底部は安定感があり、ポンテ痕が認められる。胴体肩部付近と頸部口縁部を、指当てつきの細い取手で繋いでいる。表面は各所に褐色の変色部分が認められる。器壁は薄く、大変軽量である。バラ水用の容器と思われ、胴部と頸部の接合部分に膨らみを設けたのは、バラ水をまき散らすのにより効果的なためと考えられる。大変薄手で、軽く作られている。口縁部に小欠失部分があるものの、完形品。

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キーワード

頸部 / イラン / /

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