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水注

すいちゅう

概要

水注

すいちゅう

金工

朝鮮・高麗時代 12~13世紀

銅 鋳造

総高24.5 蓋径10.0 底径9.5

1口

 朝顔形に開いた太い頸部、肩衝形をなす胴部の肩に細長い注口が付き、蓋に蓮蕾形をした摘みをあしらった丸底の水注。蓋の鍔縁部分と把手には列点唐草を打ち、把手の胴部接合部には尖り花と花枝をそれぞれ線刻する。また、蓋の見込み部分には先の尖った九弁花をめぐらす。高麗時代の銅製蓋付き水瓶として典型的な作であり、丸底の肩衝形に鼓胴を立てたような形の本体と低い高台を備えた本品の形式は、わが国で鎌倉時代以降に盛行し唐物茶でも用いられたいわゆる信貴形水瓶の祖型と考えられる。

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