束帯天神像
そくたいてんじんぞう
作品概要
松と梅を背景に畳に座した貴人姿の束帯天神像をおおらかに描き、その上方に江戸時代前期の黄檗僧・高泉性潡が賛した作品。賛は、中世の天神信仰において無私の人格の菅原道真が松と梅を愛した話を踏まえた内容を、穂先のよく利いた中国書法で草卒に揮毫する。
長崎に渡来しのちに萬福寺第5世をつとめた黄檗僧が、天神信仰を踏まえて着賛している点が特筆される。類例に「束帯天神像」(土佐光起筆・高泉性潡賛、東京・常盤山文庫蔵)が知られる程度と希少である。
そくたいてんじんぞう
松と梅を背景に畳に座した貴人姿の束帯天神像をおおらかに描き、その上方に江戸時代前期の黄檗僧・高泉性潡が賛した作品。賛は、中世の天神信仰において無私の人格の菅原道真が松と梅を愛した話を踏まえた内容を、穂先のよく利いた中国書法で草卒に揮毫する。
長崎に渡来しのちに萬福寺第5世をつとめた黄檗僧が、天神信仰を踏まえて着賛している点が特筆される。類例に「束帯天神像」(土佐光起筆・高泉性潡賛、東京・常盤山文庫蔵)が知られる程度と希少である。
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