行水

油彩画 

満谷国四郎 (1874-1936)
ミツタニ、クニシロウ
大正4年/1915
油彩・キャンバス・額・1面
87.7×82.0
右下に署名、年記
9回文展 竹之台陳列館 1915

78 満谷国四郎(1874−1936) 行水 1915年
 岡山県生まれ。1891年上京し五姓田芳柳の門に入るが、翌年小山正太郎の不同舎に移る。98年明治美術会十周年記念展に《林大尉の戦死》を出品しその名を知られるに至った。1900−01年欧米に渡り、帰国後の02年、太平洋画会の創立に参画。以後同展に出品を続ける。11−14年の再渡欧に際して画風は一変し、色面による構成を重視した裸婦像を展開していく。
 同時代の民衆の生活を影の部分も含めて描き出すリアリズムに定評があった満谷は、二度目の渡欧をきっかけに画風を一変させた。この作品における単純化された形態の把握や、浅い空間の処理、そして平面的でありながらヴォリュームを表現する賦彩の手法からは、セザンヌの影響を見ることができるだろう。この時点ではいまだ伝統的な肉付けが施されているこの裸婦像が、やがて更なる平面化を推し進められ、満谷の後半生の主題となる、装飾的で華やかな裸婦へと展開していくのである。

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