巻菱湖法帖「楷書・大字 千字文（正面版 折帖）」

せんじもん

巻菱湖法帖「楷書・唐詩品彙帖（折帖）」

とうしひんいじょう

久保田兎園追善興行　歌仙「我のみか」（一茶句８句）

くぼたとえんついぜんこうぎょう　かせん「われのみか」（一茶句８句）

句稿「御祓」８句（中に３句一茶の句がある）

くこう「おはらい」８句（中に３句一茶の句がある）

門人　中村皐鳥追悼句会句合(一茶の添削あり)

もんじん　なかむらこうちょうついとうくかいくあわせ(一茶の添削あり)

「うかうかと人に生まれて秋の暮」　「半分は人の油か稲の露」

「うかうかとひとにうまれてあきのくれ」　「はんぶんはひとのあぶらかいねのつゆ」

付木「氷　ミやげのうちや袂から」

つけぎ木「こおりまで　みやげのうちやたもとから」

付木「皮足袋を位ではくや本町店」

つけぎ「かわたびをくらいではくやほんまちてん」

付木（裏面）「一とせを無きずに仕迴ふ暦哉」

つけぎ（裏面）「ひととせをむきずにしまふこよみかな」

付木（表面）「小十年迹の暦や庵の壁」　　　　　　　　　　　　　　　　

つけぎ（表面）「こじゅうねん迹のこよみやあんのかべ」　　　　　　　　　　　　　　　　

付木（裏面）「茎漬氷ごてらを歯切哉」

つけぎ（裏面）「くきづけこおりごてらをはぎりかな」

付木（表面）「氷る夜やどんすの上の尿瓶哉」　　　　　　　　　　　　　　　　

つけぎ（表面）「こおる　よやどんすのうえのしびんかな」　　　　　　　　　　　　　　　　

「春の日や暮ても見ゆる東山」

「はるのひやくれてもみゆるひがしやま」

「名月の御覧の通り屑家哉」

「めいげつのごらんのとおりくずやかな」

「一ト時雨臼井の餅で晴らしけり」他６句

「ひととしぐれうすいのもちではらしけり」他６句

「蝶とぶや此世の望ないやうに」

「ちょうとぶやこのよののぞみないやうに」

句稿「露の玉十と揃ひはせざりけり」他７句

くこう「つゆのたまとうとそろひはせざりけり」他７句

「雀子や人が立ても口を明く」

「すずめこやひとがたってもくちをあく」

「名月やわけて男松の勇ミ声」（稲長、皐鳥の句も）

「めいげつやわけておまつのいさみごえ」（とうちょう、こうちょうのくも）

錦絵「五節句之内与三郎・お富」（豊国画）