真田吉之助夫妻像
さなだきちのすけふさいぞう
概要
1917年の暮れ、関根正二は失恋の痛みをいやすため山形に旅立ち、その帰途、郷里白河に立ち寄ります。その時滞在したのが、造り酒屋を営む真田吉之助の家でした。骨格を細く鋭い線で捉え、顔の凹凸を色彩の微妙な変化によって表すなど、人物の顔を克明に描いています。奇妙に生々しい描写のゆえに真田家の人々も気味悪がったといわれていますが、それほどに関根の対象を鋭く見つめる眼と、的確に表現する腕を感じさせる作品です。
さなだきちのすけふさいぞう
1917年の暮れ、関根正二は失恋の痛みをいやすため山形に旅立ち、その帰途、郷里白河に立ち寄ります。その時滞在したのが、造り酒屋を営む真田吉之助の家でした。骨格を細く鋭い線で捉え、顔の凹凸を色彩の微妙な変化によって表すなど、人物の顔を克明に描いています。奇妙に生々しい描写のゆえに真田家の人々も気味悪がったといわれていますが、それほどに関根の対象を鋭く見つめる眼と、的確に表現する腕を感じさせる作品です。
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