三星

油彩画 

関根正二 (1899-1919)
セキネ、ショウジ
大正8年/1919
油彩・キャンバス・額・1面
60.5×45.5
左上に署名、年記
信仰と悲しみ−関根正二遺作展覧会 東京、兜屋画廊 1919

88 関根正二(1899−1919) 三星 1919年
 福島県生まれ。9歳の時に上京し深川に育つ。1914年に伊東深水の紹介で印刷会社の図案部に勤務。15年、太平洋画会研究所に入るが、数ヶ月でやめて独学を続ける。18年、蓄膿症手術や失恋などが原因で神経衰弱となる。この年の二科展に出品した《信仰の悲しみ》が樗牛賞を受賞、注目を集めた。翌年弱冠20歳でこの世を去る。
 描かれた三人のうち中央の人物は画家自身である。両脇の女性は右が姉、左が恋人と伝えられるが定かではない。また「三星」という題名も、オリオン座の三ツ星との連想のみで謎がのこる。死が直前まで迫っているこの時期、神経衰弱によって幻影が現れることもしばしばだった。貧困や失恋などの試練をへて、宗教的な神秘性をたたえる関根のイメージは、好んだヴァーミリオンの鮮烈な色彩とともに自身をとりまく女性像として立ち現れた。

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