賀歌〈(おほそらに)/(蓬莱切)〉
がか
概要
料紙は全面に細かく雲母【きら】をまいた打曇【うちくもり】紙を用い、拾遺和歌集巻第五に所収の賀歌一首(作者伊勢)を三行に書している。大ぶりに書いた仮名書きの遺例として、古筆切の中で他に類がなく、書風は高野切本古今集の巻第十八、十九と同系統で平安中期の書写である。もと賀歌五首一巻の内で、松浦家に伝来し、明治時代世に出て、同家江戸屋敷庭園蓬莱園にちなんでこの名がある。
がか
料紙は全面に細かく雲母【きら】をまいた打曇【うちくもり】紙を用い、拾遺和歌集巻第五に所収の賀歌一首(作者伊勢)を三行に書している。大ぶりに書いた仮名書きの遺例として、古筆切の中で他に類がなく、書風は高野切本古今集の巻第十八、十九と同系統で平安中期の書写である。もと賀歌五首一巻の内で、松浦家に伝来し、明治時代世に出て、同家江戸屋敷庭園蓬莱園にちなんでこの名がある。
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