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げん

概要

げん

考古資料 / 奈良県

中国・西周前期 紀元前11~紀元前10世紀

夔龍紋 水牛

高40.5 口径24.3

1個

 中国古代の蒸し器。鬲(れき)形の下半部の上に、鉢形の甑(そう)が合体してつけられ、その連結部内には、作り付け、または別作りの簀(す)が設置されていて、鬲部で水を沸かし、甑部で食物を蒸す仕掛けになっている。商代前期に青銅製の甗(げん)が現われ、その後、春秋期まで三足、または四足を持つものが作られ続ける。西周初期には鬲足部に水牛の角を持つ饕餮文(とうてつもん)が表わされた本例の如き甗が比較的多くみられる。

坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, p.41, no.148.

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キーワード

紀元前 / / 饕餮 / 青銅器

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