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兵庫鎖太刀〈刀身銘一/〉

ひょうごぐさりたち〈とうしんめいいち〉

概要

兵庫鎖太刀〈刀身銘一/〉

ひょうごぐさりたち〈とうしんめいいち〉

工芸品 / 鎌倉 / 関東 / 東京都

東京都

鎌倉

拵:柄は白鮫を着せ、総金具銀地、鞘と鐔の覆輪が無地である他は、鍍金透彫の技法を用いて群千鳥をを配し、金沃懸地鞘の地板にも千鳥を蒔絵する。
刀身:腰反り高く、いわゆるかます鋒の形で、鍛小板目よくつみ、映えり立ち沸つきの丁子刃。雉子股形の生ぶ茎に、鎺下棟角にかけて銘がある。

総長113.0 刀身長77.8 反り2.9 元幅2.9 先幅2.1 鋒長2.7 (㎝)

1口

東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9

重文指定年月日:19490530
国宝指定年月日:19510609
登録年月日:

独立行政法人国立文化財機構

国宝・重要文化財(美術品)

関東管領上杉家に伝来したことから上杉太刀と号す。拵は、平安末から鎌倉時代にわたって流行した兵庫鎖太刀拵である。全体に千鳥文をあしらい、透彫りや高彫り、鞘平地部分の高蒔絵の技法などによって表情豊かに千鳥を表現した華麗な造りである。刀身も拵とほぼ同時代の作と見られる。

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