後鳥羽院御抄〈并/〉越部禅尼消息
ごとばいんごしょうならびにこしべのぜんにしょうそく
概要
綴葉装(三括)の冊子本。後鳥羽院御抄は上皇が和歌作法七ケ条と、当代の歌人批評を論述されたもの、越部禅尼消息は藤原俊成の養女であった源具定母が、続後撰集の勅撰に当り、撰者藤原為家に与えた消息で、共に鎌倉時代の代表的歌論として著名である。本書は奥書によれば先に自写本を失った頓阿(一二八九~一三七二)が或る人に誂えて書写せしめた旨を伝え、その最古写本として中世文学史上価値が高い。
ごとばいんごしょうならびにこしべのぜんにしょうそく
綴葉装(三括)の冊子本。後鳥羽院御抄は上皇が和歌作法七ケ条と、当代の歌人批評を論述されたもの、越部禅尼消息は藤原俊成の養女であった源具定母が、続後撰集の勅撰に当り、撰者藤原為家に与えた消息で、共に鎌倉時代の代表的歌論として著名である。本書は奥書によれば先に自写本を失った頓阿(一二八九~一三七二)が或る人に誂えて書写せしめた旨を伝え、その最古写本として中世文学史上価値が高い。
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