板碑(貞治の碑) いたび(じょうじのひ)

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北海道
南北朝時代
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称名寺 函館市船見町18番14号
市電函館どっく駅から徒歩8分、函館市教育委員会文化財課 0138-21-3456。
称名寺
北海道指定有形文化財

・宝暦2年(1752)函館大町の榊伝四郎が井戸掘りの際に発見した安山岩製の板碑(板石塔婆)です。この時、同時に出土した頭蓋骨を収めた丹塗の小箱や鐙の金具、九曜紋入りの刀の鍔などを合わせて、称名寺に納め供養されていたものです。
・碑面には、一般的にみられる梵字の種子の代わりに、右に「阿弥陀如来礼拝図」左に「阿弥陀如来来迎図」の画像が刻まれ、碑文として「貞治六年丁未二月日且那道阿慈父悲母同尼公」と記されています。
・また、この碑文にある「貞治」の年号は、南北朝時代の北朝のもので、「貞治六年」は南朝の後村上天皇の正平22年(1367)にあたります。
・板碑は、鎌倉時代から室町時代にかけて多く製作された死者の追善供養のための塔婆であり、本州では主に寺院や街道に建てられていますが、北朝年号のある板碑が何故、蝦夷地へ運ばれ埋められていたのかは不明です。
・なお、この板碑については、享和3年(1803)、秦穏丸(村上島之丞)の「蝦夷嶋奇観」など著書により取り上げられ、広く世に紹介されてきています。北海道最古の金石文として貴重な歴史資料であり、昭和46年(1971)、道有形文化財に指定されました。

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