籃胎蒟醬茶箱「春風」 らんたいきんまちゃばこ「はるかぜ」

漆芸 / 昭和以降 

太田儔 (1931~)
おおた ひとし
平成10/1998
籃胎(竹)漆塗、蒟醬
高14.6 22.4×15.7
1合
文化庁分室(東京都台東区上野公園13-9)
第45回日本伝統工芸展
国(文化庁)

 蒟醬は、漆芸の装飾技法の一つで、漆地を蒟醬剣(彫刻刀)で彫り、彫溝に色漆を埋めて研ぎ出し、文様を表す技法である。江戸時代末期以来、現在の香川県高松市で盛んになった。
 本作品の素地は真竹のひごを二重に編んだ籃胎で、内側には塗ひごを編んで網代の編み目を活かし、外側には塗りを施さないひごを編み、抹香下地を付けた後、白漆塗とする。表面には、布目彫蒟醤の技法で四葉文の地に椿と目白を絵画的に表現する。作者が考案した布目彫蒟醬は、縦・横・斜め方向の緻密な線彫と色埋めを繰り返すもので、絵画的な表現と鮮やかな色彩に特色がある。
 平成8、9年度文化庁工芸技術記録映画「蒟醬-太田儔のわざ-」の対象作品である。

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