瑞鳥唐花文螺鈿箱 ずいちょうからはなもんらでんはこ

漆芸 / 昭和以降 

北村昭斎 (1938~)
きたむら しょうさい
平成14/2002
木製漆塗、螺鈿(夜光貝、白蝶貝)、玳瑁、金粉
高12.0 18.0×30.5
1合
文化庁分室(東京都台東区上野公園13-9)
国(文化庁)

 螺鈿は、貝を漆地や木地に嵌入して装飾する技法で、漆地螺鈿には、厚貝螺鈿、薄貝螺鈿(青貝)などの種類がある。我が国には奈良時代に唐から伝えられ、平安時代以降も蒔絵に次ぐ主要な装飾技法として盛んに用いられた。
 本作品には、白蝶貝と夜光貝の厚貝螺鈿が用いられている。黒漆地の一部を金地とし、白蝶貝で雉の花喰鳥、夜光貝で牡丹唐草文様を表し、天板の縁には裏面に金箔を貼った細い玳瑁を貼る。螺鈿には毛彫りを加えて細部を表現し、さらに貝の表面を細かく荒らして顔料を入れ、色彩に変化を持たせている。素地の製作に始まるすべての工程を作者自ら手がけ、素地は、檜柾目材の薄板を3層に重ねて側面とし、天板は檜の一枚板から削り出している。布着せ、漆下地には岩手県産の生漆が用いられている。
 平成15年度文化庁工芸技術記録映画「螺鈿―北村昭斎のわざ―」の対象作品である。

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