響銅王子形水瓶及び承盤 きょうどうおうじがたすいびょうおよびしょうばん

工芸 / 奈良県 

中国・北魏時代 6世紀
響銅製 轆轤挽
各1口

 水瓶は水を容れ、飲み水や口・手足などの洗浄に用いられる器である。仏教では常に心身を清浄に保つことを旨としたことから、早くから比丘十八物のひとつとして僧侶の生活必需品となり、さらに仏前に浄水を供える容器にまで発展した。主として響銅(きょうどう)製、白銅製、金銅製など金属製が用いられた。本品は響銅製の水瓶で、卵形の胴に口縁が朝顔形に開いた長頸をつくり、胴下端にやや外開きの小振りの高台を供えている。頸には八段の節を轆轤(ろくろ)で表す(千段巻(せんだんま)きという)。このような卵形の胴に長頸をのせた形式を王子形水瓶という。本品には水瓶を承ける盤が付属している。いわゆる端反りぎみの浅手の鋺で、底に高台をつくる。水瓶、承盤とも総体に厚手でほぼ全面に粗い挽き目を残すが、高台内側は鋳放しのままである。

奈良国立博物館の名宝─一世紀の軌跡. 奈良国立博物館, 1997, p.287, no.43.

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