西湖図 せいこず

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日本画 

狩野派カ
カノウハ カ
16世紀
紙本墨画
各137.5×353.6

西湖は中国・杭州の西に位置する湖。周りを古刹・旧跡の点在する山々に囲まれた景色は美しく、古くから人々に親しまれてきました。明時代の中国に渡った日本の禅僧なども当地を訪れています。また、漢詩としてうたわれることも多く、中世の日本でもその名が知られるとともに、画として描かれることも少なくありませんでした。本作品もその一つですが、構成は、先行する西湖図の構図をさらに整えた形のものとなっています。湖近くに聳える北高峰と南高峰を、それぞれ左右隻の両端に寄せて、中央に広い空間を表出。蘇堤は、両隻にわたって画面の中ほどを横切って水平線を明確化し、白堤は右隻の右下方で、前景から孤山への視線の誘導を助けるような形に配されます。柔らかい筆致、丸みを帯びた山々の形態、ゆるやかな諧調の穏やかな墨色、そして、山肌に施された米点や披麻皴などは、阿弥派からの影響と考えられます。なお、広島県立美術館に隣接する旧浅野家庭園の縮景園も、江戸時代のはじめに、西湖の景観を理想として造られたとも伝えられています。

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