北市場 きたいちば

油彩画 

岡田謙三 (1902(明治35)年-1982(昭和57)年)
オカダ・ケンゾウ
昭和17年/1942年
油彩・画布
104.2× 87.0
1面

岡田謙三(1902-1982)は、横浜市出身。大正末期に渡仏し、帰国後は群像表現の大作など具象絵画を制作。戦後いち早く渡ったアメリカでは、日本の幽玄の美意識を掘り下げた抽象的な作品を発表、国際的に高い評価を受けています。
この作品は、1942年春に訪れた遼寧省・藩陽の北市場に取材したもの。何かをじっと見つめ、あるいは問いかけるように強い眼差しを注ぐ前景の二人物。彼らの背後にたたずむ表情を見せない人々が、二人の視線をいっそう強く感じさせます。人物の一部に見る平板な描写や、空間に裂け目が生じたかのように、天幕の下から唐突にのぞく風景。日常の営みが色濃く表れた情景を描きつつ、自然な視覚から逸脱した現実味の乏しい空間表現は、戦後の抽象的作品の到来を予感させるようです。

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