本居宣長稿本類並関係資料 千九百四十九点
もとおりのりながこうほんるいならびにかんけいしりょう せんきゅうひゃくよんじゅうきゅうてん
概要
松阪市所有になる本居宣長の遺品のうち、古事記伝など代表的著述と認められる稿本類四十四種を、昭和四十三年四月に一括して重要文化財としたが、このたび宣長の思想・学問あるいは日常の資料に係る自筆本六十九種を追加指定したものである。
追加に際しては、名称中に便宜項目を立て、(一)著述稿本類、(二)随筆類、(三)詠草類、(四)覚書類、(五)日記類、(六)目録類その他、(七)書状類に大別し、宣長自画自賛像を附とした。この中には宣長の自筆書入のある版本古事記のごとく自筆本に准じて取扱ったものや、宣長十八、九歳の創作物語の存在を示す端原氏系図及城下絵図のように新出の資料も含まれている。