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福成寺規式〈建武五年八月六日〉

ふくじょうじきしき

概要

福成寺規式〈建武五年八月六日〉

ふくじょうじきしき

その他 / 南北朝 / 近畿

南北朝時代

紙本墨書 掛幅装(本紙続紙)

本紙縦31.3cm 横120.5cm

1幅

重文指定年月日:20070608
国宝指定年月日:
登録年月日:

霊洞院

国宝・重要文化財(美術品)

高山慈照(一二六六~一三四三)が、京都にある禅宗寺院の福成寺の寺内において大衆が守るべきことがらを定めた規式である。高山慈照は福成寺を禅宗寺院として復興した人物である。規式の内容は、寺内での勤行や坐禅のことにはじまり、什物の扱いや問題が起きた時の評議についてなど八箇条からなる。文章を推敲した跡もみられ、制定当時の様子を具体的に物語っている。
 慈照自身が、寺院再興に当たって制定した寺院規式であり、禅寺の運営を具体的に示す史料として宗教史上、古文書学上において貴重なものである。

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