太刀 銘 来国俊 たち らいくにとし

金工 / 鎌倉 / 日本 

日本
鎌倉時代
長74.5㎝ 反2.2㎝
一口
東京都港区南青山6-5-141
根津美術館
重要美術品

細身の美しい姿の太刀である。鍛え肌は小板目が細かく詰んで地沸がよくつき、刃文は細直刃である。銘は大振りで、これと近似した銘の正応3年(1290)の作があり、来国俊の前期作と見られ、資料としても貴重である。
来国俊は鎌倉時代後期山城の来派の刀工で、その年紀には弘安元年(1278)から元享元年(1321)まであり、正和5年(1316)には「七十五歳」と記されている。その作風は前期には豪壮な姿に丁子乱れの華やかさがあり、後期は細身で直刃の瀟洒な作となった。遺例の多くは後期の作である。

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