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縫箔訪問着「象」

ぬいはくほうもんぎ「しょう」

概要

縫箔訪問着「象」

ぬいはくほうもんぎ「しょう」

染織 / 昭和以降

福田喜重  (1932~)

ふくだ きじゅう

平成12/2000

刺繍

丈172.5  裄66.5

1領

文化庁分室(東京都台東区上野公園13-9)

第47回日本伝統工芸展

国(文化庁)

 刺繍は、生地に針で糸を繍い取りして文様を表現する技法で、その特色は絵画的な文様を立体的かつ自由に表現できる点にある。
 本作品の意匠は、点、線、面の三つの要素で構成されている。90度、30度、60度の直角三角形大小を全面に配し、その色彩とグラデーションによって四季を表現したという。肩から裾へ60度の角度で金色の流れを表現し、流れに向かって左側は春と夏、右半分は秋と冬という。
 三角形は、相良縫によるさまざまな色彩の点の集合体である。相良縫とは、布表面に結び玉を作り刺す方法。また、グラデーションの効果を高めるために、摺箔で金色の点を散らし、色彩の効果を高めている。

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キーワード

技法 / 表現 / / 刺繍

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