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古瀬戸尻膨茶入 「伊予簾」

ふるせとしりぶくらちゃいれ「いよすだれ」

概要

古瀬戸尻膨茶入 「伊予簾」

ふるせとしりぶくらちゃいれ「いよすだれ」

陶磁 / 室町 / 日本

室町時代後期/16世紀

愛知県名古屋市昭和区汐見町4-1

公益財団法人 後藤報恩会 昭和美術館

 小堀遠州が所持し、和歌「あふことは まはらにあめる 伊よすたれ いよいよ我を わひさするかな」から銘をつけた中興名物茶入である。
 瀬戸で作られた小ぶりな茶入で、胴部下部分が膨らんでいる形状から、尻膨茶入に分類される。
 本茶入には「伊予簾緞子」と呼ばれる名物裂の仕覆が付属するが、この裂の名称は、本茶入の仕覆であることが有名なことから名付けられた。
 伊予簾緞子を含め名物裂で仕立てた4枚の仕覆、遠州筆の和歌色紙、小堀蓬雪筆の銘の由来書などが付属する。

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