象形 しょうけい

油彩画 

山口長男 (1902(明治35)年-1983(昭和58)年)
ヤマグチ・タケオ
昭和31年/1956年
油彩・板
182.3×183.2
1面

日本の抽象美術の先駆的画家・山口長男(1902-1983)は、1930年代から抽象的表現を推し進め、戦後に入ると、色彩の精選や形態の単純化などにより、独自の画風をいっそう深化させました。黒に近い色彩とともに画面を構成するのは、赤茶色と黄土色。自らの体質や気質との関わりも感じさせるというこの「性格色」は、前者が作者の生まれた朝鮮半島の、後者が中国南部辺りの色だと画家はいいます。一見すると幾何学的とも見える形態は、変化のある輪郭をもつ素朴なかたちで、「私の描く形は、呼吸するようにゆっくりと動くようでありたい」という作者の思いを反映しています。
 大地の色彩と、温もりのある形態が息づく大らかな画面は、作者が求めた純粋な色やかたちが、つねに有機的なイメージを育んでいたことを物語るようです。

作品所在地の地図

関連リンク

象形チェックした作品をもとに関連する作品を探す

室内
室内

児玉希望

涅槃
涅槃

児玉希望

女の館
女の館

パウル クレー

裸婦半身像
裸婦半身像

ドガ、エドガー

饗宴
饗宴

フランケン、フランス(子)

ページトップへ