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勝坂遺跡D区出土のマメ圧痕土器

かっさかいせきでぃーくしゅつどのまめあっこんどき

概要

勝坂遺跡D区出土のマメ圧痕土器

かっさかいせきでぃーくしゅつどのまめあっこんどき

土器・土製品類 / 縄文 / 関東

神奈川県

縄文時代

土器

口径24.8㎝、器高22.9cm(底部欠失)

1点

神奈川県相模原市中央区高根3-1-15

相模原市指定
指定年月日:20160401

有形文化財(美術工芸品)

昭和48年の確認調査で出土した深鉢形の縄文土器(連弧文土器)には、土器の内外面にわたって多くの種子圧痕が観察された。それらの痕跡は外面の口縁部から胴部下端まで見られ、内面の頸部くびれから上位にも認められた。確認された圧痕70か所のうち、その多くはツルマメを主体としたマメ科の植物種子と同定され、50か所以上を数えた。このことから種子の多くは、器体整形時に意図的に粘土に混ぜて練り込まれたことが示唆される。

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