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東海道五拾三次之内 40 地鯉鮒《首夏馬市》

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 40 ちりゅう しゅうかまいち

概要

東海道五拾三次之内 40 地鯉鮒《首夏馬市》

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 40 ちりゅう しゅうかまいち

木版画

歌川広重  (1797-1858)

うたがわひろしげ

日本

天保4-5年(1833-34)

木版多色刷

22.6×34.4cm

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首夏すなわち夏の初めの馬市の様子を描いている。現在の愛知県知立市にある地鯉鮒の宿の東では、毎年4月25日から5月5日まで馬市が開かれた。野原の杭に多くの馬がつながれている。この地へ馬を連れてきた者たちもいる。画面中央の一本松の下では馬喰と呼ばれた馬の仲買人たちによる取引が行われている。そのためこの松は談合松と呼ばれた。さて、この松の向こうになだらかな丘が描かれている。後摺りの版では消されてしまったこの丘が、何を描いたものなのかは謎とされる。

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