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東海道五拾三次之内 42 宮《熱田神事》

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 42 みや あつたしんじ

概要

東海道五拾三次之内 42 宮《熱田神事》

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 42 みや あつたしんじ

木版画

歌川広重  (1797-1858)

うたがわひろしげ

日本

天保4-5年(1833-34)

木版多色刷

22.6×34.4cm

1

宮とは名古屋市の熱田神社のことである。その神社で毎年5月5日に行われた「馬の塔」という神事の様子を描いている。青い藍染めの半纏(はんてん)を着た一群と、赤い有松絞の半纏を着た一群が、馬を走らせ競っている。画面右端の大きく切り取られた鳥居の配置は見事。浮世絵版画が西洋の印象派に大きな影響を与えたとされるが、今日の写真の構図を見ているような斬新さが広重にはあった。

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