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大塚仲町風景

おおつかなかまちふうけい

概要

大塚仲町風景

おおつかなかまちふうけい

油彩画 / 大正

三岸好太郎  (1903-1934)

みぎし こうたろう

大正11年/1922

油彩・キャンバス  額装

縦41.1×横52.9cm

大塚仲町風景
Landscape at Otsuka-nakamachi
1922年
北海道立三岸好太郎美術館蔵[O-5]

1921(大正10)年に札幌第一中学(現札幌南高校)を卒業して上京した三岸好太郎は、中学時代からの親友・俣野第四郎とともに雑司ヶ谷の俣野の兄宅に下宿し、その後、北千住や巣鴨などを転々としている。俣野は東京美術学校の建築科に通い、三岸は米屋の配達、新聞配達、夜なきそば売りから下谷郵便局の臨時雇いなどの職で糊口をしのいだ。画家志望の二人は、休みの日には連れだって近郊のスケッチに出かけ、これらの作品を制作している。貧しくて絵の具が買えず、絵の具箱を共有して、一人が描くときはもう一人はそれを見ていたこともあったという。
こうした風景画は、当時若い画学生に絶大な人気を博した岸田劉生率いる草土社の画家たちがよく描いたものであり、三岸もまた岸田劉生や中川一政に傾倒していた。この作品では、土手下に佇む少女と、右方向から歩いてくる学生服らしき男性が、点景として画面に抒情を添えている。大塚仲町は現在の東京都文京区大塚3丁目あたりで、三岸や俣野はこのほか目白や板橋方面にもよく出かけていた。

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キーワード

三岸 / 好太郎 / 札幌 / 北海道

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