管玉
くだたま
概要
管玉は細い筒状の装身具であり、北海道では続縄文時代に土坑墓の副葬品として発見される場合が多い。3点の管玉は左からそれぞれ碧玉(22a号土坑出土)、メノウ(884a号土坑出土)、泥岩製(958号土坑出土)である。このうち碧玉製管玉と泥岩製管玉は一緒に出土した琥珀玉と一連の首飾りとなっていた可能性もある。
特に碧玉製管玉は佐渡島で産出・加工され交易で流入したものと思われ、道央・道南部では多く出土するが道東部からの出土は珍しい。また管玉はもともと道東部の文化ではなく、他の2点も道央・道南部の影響を受け、碧玉製管玉を模して作られた可能性がある。