群虎図屏風 ぐんこずびょうぶ

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日本画 / 江戸 

大友月湖筆
おおともげっこ
江戸時代、明和3年/1766年
紙本著色
(各)159.8×177.0cm
2曲1双
(右隻)落款:「瓊浦沈月湖」

印章:「沈清之印」(白文方印) 「月湖」(朱文方印)

(左隻)落款:「丙戌孟冬寫瓊浦沈月湖」
印章:「沈清之印」(白文方印)「月湖」 (朱文方印)

来歴:1994神戸市立博物館

参考文献:
・國立故宮博物院特別展『交融之美 神戸市立博物館精品展』図録 2019
・九州国立博物館『トピック展示 視覚×革命 異国と出会った江戸絵画―神戸市立博物館名品展―』図録 2013
・神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008

山中で戯れる5頭の虎たち。右隻では子虎たちがじゃれあうさまを、掌を舐める親虎が見守っています。左隻には、岩上の2頭の虎が上方の松樹に睨みをきかせており、まるで雲間から現れた龍と対峙しているかのようです。虎は精緻な毛描きで写実的に表されています、ピンと張った白い髭、大きな瞳、特徴的なポーズなど、どこか親しみを覚えさせるものです。江戸時代の画家たちは生きた虎を観る機会はほとんどなく、虎を描いた絵画を学んだり、舶来の虎の毛皮や骨、猫の姿などから想像して虎を描いていました。

大友月湖は長崎の出身で、俗称は大友内記。中国風に沈清・沈月湖と称しました。熊斐に南蘋風を学んだのち、安永4年(1775)、天明2年(1782)頃には京都で活動したことが『平安人物誌』から判明しています。天明4年には弟子の三熊花顚(1730-94)とともに長崎へ一時戻ったことが知られます。月湖の大画面作品は珍しく、制作年が判明する上でも重要な作品です。

【長崎ゆかりの近世絵画】

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