牡丹綬帯鳥図 ぼたんじゅたいちょうず

日本画 / 江戸 / 日本 

鶴亭
かくていひつ
明和6年(1769)
絹本著色
114.8×38.8
1幅
落款:「己丑春二月崎江/光寉亭漫作」
印章:「五字菴」(朱文方印)「寉亭圖書」(白文方印)「凥可否之間」(遊印、白文長方印)

長崎出身の黄檗僧・海眼浄光(1722-85)は、鶴亭の画号で画家としても活躍しました。彼は黄檗僧の墨戯といえる水墨花木図と、熊斐に学んだ南蘋風花鳥画を得意としましたが、とりわけ京坂に初めて南蘋風花鳥画をもたらした画家として近世絵画史上、重要な画家です。
本作品は鶴亭の著色花鳥画の代表作で、太湖石に留まる一羽の綬帯鳥と満開の牡丹を描いています。活き活きとした綬帯鳥の表情、鮮やかな色彩、余白を活かした巧みな構図など、鶴亭画の魅力に富んでいます。さらに、吉祥性に富むモチーフの組み合わせも見逃せません。富貴や最高位の象徴である牡丹は満開の花と蕾を描くことで、繁栄の永続を示唆しています。綬帯鳥は「綬」と「寿」、「帯」と「代」、「綬帯」と「受帯」の音通から、代々官位に就くことを寿ぐ意味があります。鶴亭と親交のあった黄檗僧や文人の一派、一家の慶事に際して、吉祥の願いと思いを込めて描かれたと考えられる作品です。

【名品2019】【長崎ゆかりの近世絵画】

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