王母献寿図 おうぼけんじゅず

熊斐
ゆうひひつ
江戸時代、18世紀中期
紙本著色
133.5×63.1
1幅
落款:「王母獻壽圖/淇瞻熊斐謹寫」
印章:「熊斐印」(白文方印)「淇瞻氏」(朱文方印)「興到筆隨」(遊印、白文長方印)

大幅に描かれた巨大な桃―その大きさに誰もが圧倒されることでしょう。「王母献寿図」の題から、中国西方の崑崙山に住む西王母が後漢の武帝に献上した桃の実(三千年に一度だけ実がなる不老不死の桃)を描いたとわかります。緩やかに屈曲する太い枝、たわわと実る巨大な桃のリズムがたいへん心地よいです。完熟した桃の実の淡い色と柔らかな質感、反り返る葉の硬い質感を巧みに描き出しています。一番下の実に付く葉は、羽を広げる蝙蝠(「蝠(fú)」=「福(fú)」で吉祥モチーフ)のイメージが重ねられているのでしょう。吉祥の想いが込められた熊斐の大作です。

【名品2019】【長崎ゆかりの近世絵画】

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