松に白鷹図 まつにはくたかず

日本画 / 江戸 

鶴亭筆 (1722-1785)
かくてい
江戸時代/18世紀中期
絹本著色
100.0×35.0
1幅
落款:「﨑江寉亭博」

印章:「如是主人」(朱文円印02)「寉亭圖書」(白文方印)「不必在遠」(遊印、朱白文長方印)

来歴:1961神戸市立南蛮美術館→1982神戸市立博物館

参考文献:
・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録 2019
・國立故宮博物院特別展『交融之美 神戸市立博物館精品展』図録 2019
・神戸市立博物館・長崎歴史文化博物館特別展『我が名は鶴亭』図録 2016
・神戸市立博物館企画展『若芝と鶴亭―黄檗宗の画家たち』図録 2011

前のめりになり、左を見つめる一羽の白鷹。白い羽と鮮やかな黄色の趾のコントラストがとりわけ目を惹きます。凹凸を胡粉で盛り上げた趾、先端が尖った鋭い爪で岩を力強く掴んでます。岩上で前傾姿勢になる鳥は鶴亭の十八番ですが、本作品では白鷹は岩から大きな身を乗り出しています。この白鷹は権力者の象徴であり、画面の外にいる(と思われる)獲物をにらみつけているのです。見切れながらもわずかに姿を見せる松は白鷹の背後に緑の葉をみせ、その下方では蘭が繊細な花と美しい曲線の葉をみせています。吉祥画題「威振八荒」に長寿吉祥の松、王者の香りを漂わせる蘭を組み合わせ、権力者の威光が遍く響き渡ることをことほいでいます。白鷹の鋭い目、爪、活き活きとした表情、込められた吉祥性と、鶴亭花鳥画の魅力に富む作品です。

【長崎ゆかりの近世絵画】

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