Darumazu

達磨図

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達磨図

日本画 / 江戸

逸然性融筆、隠元隆琦賛 (1601-1668)

江戸時代/17世紀中期

絹本著色

111.8×41.7

1幅

落款:「西湖衲子逸然融敬寫」

印章:「釋性融印」(白文方印)「幻寄逸然」(朱文方印) 

賛:隠元隆琦「臨済正宗」(関防印、朱文楕円印)

 「独坐緑葉身心悄然両眸/日月萬里青天別伝/教外之旨逗漏威音之前/一片胸襟広大包羅法/三千界/黄檗隠元謹題」「隆琦」(朱文方印)「隠元之印」(白文方印)

来歴:1963神戸市立南蛮美術館→1982神戸市立博物館

参考文献:
・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録 2019
・國立故宮博物院特別展『交融之美 神戸市立博物館精品展』図録 2019
・神戸市立博物館・長崎歴史文化博物館特別展『我が名は鶴亭』図録 2016
・神戸市立博物館企画展『若芝と鶴亭―黄檗宗の画家たち』図録 2011

逸然は、釈迦や観音や羅漢などの道釈人物画を得意としました。達磨図は数多く手がけており、本作品では草座に坐する正面観の達磨を描いています。ほぼ同図様のミシガン大学美術館本がありますが、逸然は「達磨図」(神戸川崎男爵家旧蔵)などの陳賢画を底本として制作したと考えられます。濃墨の衣文線のかたち、皺、太い鼻筋、丸々とした小鼻、その際から下方へと伸びる頬線、両唇から垣間見せる2本の前歯、顎の曲線など、逸然と陳賢の達磨図は面貌と姿態がほぼ同一といえます。逸然が陳賢をはじめとする明清絵画を学習したことを伝えてくれます。一方で、逸然の達磨は衣文線の肥痩が強調されており、端正な顔貌と胸元の衣の鮮やかな色彩とあいまって、凛とした達磨を巧みに表現しています。逸然は、蘭渓若芝や渡辺秀石など多くの弟子を育てており、「唐絵の開祖」とも称されます。黄檗宗と唐絵、二つの新たな中国文化の伝播は、逸然なくしては実現しなかったといえるでしょう。

【長崎ゆかりの近世絵画】

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