墨梅図 ぼくばいず

日本画 / 江戸 

鶴亭筆 (1722-1785)
かくてい
江戸時代、天明5年/1785年
紙本墨画
99.1×37.5cm
1幅
落款:「乙巳秋寫於甲府旅亭/寉亭道人光」

印章:「五字菴」(朱文方印)「寉亭圖書」(白文方印)「画禅」(遊印、白文長方印)

来歴:2015神戸市立博物館

参考文献:
・神戸市立博物館・長崎歴史文化博物館特別展『我が名は鶴亭』図録 2016

左下から対角線上に勢いよく伸びる太い枝。その背後を交差するように細い枝が天を目指すかのごとく上方へ伸びています。本作品は天明5年(1785)秋、鶴亭が没するわずか数ヶ月前に甲府の旅亭で描かれたことが落款から判明します。鶴亭は同年12月24日に江戸・下谷池ノ端で歿しましたが、晩年においてなお甲府へ旅したことがうかがえます。黄檗あるいは俳諧の縁に拠る可能性があります。墨のにじみと筆のかすれに興を得ながら、大胆な枝振りと構図が魅力的な鶴亭流墨梅図を描く姿が想像される、最晩年の作品です。

【長崎ゆかりの近世絵画】

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