白梅薔薇黄鳥図 はくばいばらこうちょうず

日本画 / 江戸 

鶴林筆
かくりん
江戸時代/18世紀後期
紙本墨画淡彩
130.5×39.2cm
1幅
落款:「寉林」

印章:「喬正秀」(朱文円印)「寉林図書」(白文方印)「何可無此君」(遊印、白文長方印

来歴:2003神戸市立博物館

参考文献:
・神戸市立博物館・長崎歴史文化博物館特別展『我が名は鶴亭』図録 2016
・神戸市立博物館企画展『若芝と鶴亭―黄檗宗の画家たち』図録 2011

鶴林(生没年不詳)は大坂における鶴亭の弟子で、18世紀後期に活動したと考えられます。喬清斎、喬正秀と号し、『浪華郷友録』(安永4年版)画家の部には鶴亭の門人として西高津町に居住、『難波丸綱目』(安永6年版)唐画師の部には寿米翁鶴亭の門人として高津坂ノ下に居住と記載されています。現存作品はきわめて少ないですが、鶴亭の画風を忠実に学習し、「鶴亭」号や印章を継承しました。

本作品ではしなやかな曲線が交差する梅樹、前のめり気味な黄鳥、淡い色面の庚申薔薇など、鶴亭の画風をよく受け継いでいます。春に香しい花を咲かせる梅は、高潔の象徴。庚申薔薇は四季を通じて咲くため、「長春花」とも呼ばれます。画面の外にいる仲間を鳴き声と視線で呼びかける黄鳥は『詩経』に由来する「嚶鳴」(心ある友を求める意味を持つ)でしょう。高潔な友情がいつまでも続くことを願う作品です。

【長崎ゆかりの近世絵画】

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