Kazebotanzu

風牡丹図

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Kazebotanzu

風牡丹図

日本画 /

鄭培

ていばい

清時代/18世紀

絹本著色

99.5×41.8

1幅

落款:「鄭培寫」

印章:「培印」(白文方印)「山如」(朱文方印)

来歴:1962神戸市立南蛮美術館→1982神戸市立博物館

参考文献:
・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録 2019
・國立故宮博物院特別展『交融之美 神戸市立博物館精品展』図録 2019
・九州国立博物館『トピック展示 視覚×革命 異国と出会った江戸絵画―神戸市立博物館名品展―』図録 2013
・徳川美術館『王者の華 牡丹』展図録 2010
・千葉市美術館『江戸の異国趣味―南蘋風大流行』展図録 2001
・神戸市立博物館特別展『花と鳥たちのパラダイス』図録 1993

鄭培(生没年不詳)は浙江省呉興出身の画家。享保16年(1731)、師である沈南蘋とともに来日したと伝えられます。南蘋の来日はこの一度だけですが、鄭培はその後も来日したことが彼の作品の落款から判明します。
風を受けて、美しく揺れる紅白の牡丹。2匹の小さな蜂(あるいは虻)が風に抗いながらも、牡丹の美しさに吸い寄せられるかのように、大輪の花へ近づいています。土坡、岩、牡丹はいずれも右端に集約し、広々とした余白には部分的に薄く藍をひいています。緩やかな曲線を描く牡丹の枝は、花、葉とともに、余白を引き締め、美しい構図をみせます。没骨描の牡丹の花は、花弁の立体感を巧みに表現しています。紅牡丹の蕾は、この先も牡丹が咲き続けることを予感させるものです。岩に密集する小さな点苔は、南蘋風花鳥画の特徴です。描かれた虫が蜂であるならば、「封」と音が通じることから、高位に就くことを示唆するモチーフ。牡丹は「王者の花」とも称され、一品官や富貴を象徴します。満開の花と蕾には、官位や富貴が永続する意味が込められています。風に揺れる牡丹の繊細な表現は、宋紫石をはじめとして、南蘋風の画家の作品にしばしば認められます。

【長崎ゆかりの近世絵画】

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牡丹 / ぼたん / / 富貴

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