穴井宝篋印塔
あないほうきょういんとう
概要
各部の形式や構造にみる省略的傾向にもかかわらず、基礎格狭間や笠上隅飾突起、さらには笠・基礎の段形の造り出しなど、石造宝篋印塔としての基礎的形式は備えており、少なくとも南北朝時代後半(14世紀後半)からさほど降らない時期の造立と考えられる。相輪基部に隅飾を反復する同一形式の基準作として、康応2年(1390)在銘の日出町・下川久保地蔵堂宝篋印塔があり参考となる。
あないほうきょういんとう
各部の形式や構造にみる省略的傾向にもかかわらず、基礎格狭間や笠上隅飾突起、さらには笠・基礎の段形の造り出しなど、石造宝篋印塔としての基礎的形式は備えており、少なくとも南北朝時代後半(14世紀後半)からさほど降らない時期の造立と考えられる。相輪基部に隅飾を反復する同一形式の基準作として、康応2年(1390)在銘の日出町・下川久保地蔵堂宝篋印塔があり参考となる。
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