手彫り薩摩切子格子に魚子文羊頭形筆洗 てぼりさつまきりここうしにななこもんようとがたひっせん

製作者不詳/日本・薩摩系
セイサクシャフショウ/ニホン・サツマケイ
江戸後期(1850~68)
鉛ガラス
高7.4 長径10.7 短径8.5 比重388.7(3.71)
1

黄色味を帯びたガラス素地の筆洗。正面には羊の角のような渦巻き、背面には巴文が彫り付けられています。両側面には斜格子に魚子(ななこ)文、口縁は鋸歯(きょし)状の切子がみられます。正面上部の渦巻文の円形がくずれている点、正面下部に配されたクモの巣文をみると、3辺の接点が微妙にずれている点など、棒状工具で曲面に切子を施すことの、技術的な難しさがみえてきます。
色被(き)せの薩摩切子の作例を含めて、数点の類品が確認されており、本作は手彫り薩摩切子の一例と考えられています。

【名品2019】【びいどろ・ぎやまん・ガラス】

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