手彫り薩摩切子青緑色被せガラス蓋物
てぼりさつまきりこあおみどりいろきせがらすふたもの
概要
手彫り薩摩切子青緑色被せガラス蓋物
てぼりさつまきりこあおみどりいろきせがらすふたもの
江戸時代後期/1851年~1858年
鉛ガラス
総高6.8 口径9.8 蓋重223.0 比重3.65 身重394.8 比重3.67
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びいどろ史料庫コレクション
来歴:2001びいどろ史料庫→2011神戸市立博物館
参考文献:
・サントリー美術館『一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子』(2009)
・神戸市立博物館『ギヤマン展 あこがれの輸入ガラスと日本』(神戸新聞社、2014)
・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録 2019
爽やかな青緑色のガラスを被せた蓋物。蓋の表、身の周囲、底面には、変形八角籠目の切子文が確認できます。八角籠目のパネル上部には魚子文が施されています。
青緑色のガラスを被せた切子は、本作品を含めて数点しか確認されておらず、貴重な作例といえます。青緑色のガラスは銅による発色。厚み3mm程もある被せガラスと透明ガラスとの境目にみられるぼかしが魅力的な作品です。
【びいどろ・ぎやまん・ガラス】