紫色被せ切子霰/格子に菊文ガラス墨台 むらさきいろきせきりこあられ/こうしにきくもんすみだい

ガラス / 江戸 

製作者不詳/日本製
江戸時代後期~明治時代前期/1844年~1887年
鉛ガラス
高3.7 5.9×8.4 重179.4 比重3.56
1
びいどろ史料庫コレクション

来歴:2001びいどろ史料庫→2011神戸市立博物館

参考文献:
・棚橋淳二「〈資料紹介〉平成13年暮新出の切子」(日本ガラス工芸学会『GLASS』No.45、2002)
・棚橋淳二「手彫り切子の意匠と材質(Ⅱ)」(日本ガラス工芸学会『GLASS』No.58、2014)
・神戸市立博物館『開館30年プレ企画 受贈記念速報展 和ガラスの神髄―びいどろ史料庫名品選図録』(2011)

無色透明のガラスを型に吹き込み成形し、その外側に紫色ガラスを被せた墨台。その名の通り、擦りかけた墨を置くための台です。紫色ガラスは、酸化マンガンによって発色しています。天板(てんばん)には霰(あられ)文、側面には麻の葉文がほどこされています。天板部分にうっすらと残る被せガラスが、無色ガラスの透明性を強調し、よりいっそう輝きを増しています。一方で、半円形の装飾がみられる脚部分は、棒状工具を往復研磨することで表したとは思えないほどの仕上がりです。厚さ3mm程の紫色ガラスを被せた側面にみられるぼかしの表現が秀逸です。

【びいどろ・ぎやまん・ガラス】

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