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桜馬場遺跡出土遺物(平成19年度調査分)

さくらのばばいせきしゅつどいぶつ(へいせい19ねんどちょうさぶん) いっかつ

概要

桜馬場遺跡出土遺物(平成19年度調査分)

さくらのばばいせきしゅつどいぶつ(へいせい19ねんどちょうさぶん) いっかつ

弥生

弥生時代後期

 中国製の銅鏡は2点である。流雲文縁方格規矩鏡は小破片だが、昭和19年出土資料(昭和32年国重要文化財に指定)と接合する。内行花文鏡は包含層出土ながら棺外副葬品の可能性を持つ。
 巴形銅器は半球形座に鉤が付き、6支脚を有する。3点出土し、うち1点は支脚片であるが昭和19年出土資料と接合した。
 鉄刀の素環頭大刀は、破片4点が出土したが、うち1点が昭和19年出土資料と接合した。
 玉類は翡翠製勾玉、碧玉製管玉のほか、中国製と考えられるガラス製の管玉、小玉がある。ガラス製管玉は大型・小型の二規格からなる。小玉は多量に出土し、総数2,307点を数える。
 上記副葬品を納めた甕棺は、昭和19年に発見されたが当時に埋め戻されたもので、再度発掘された。ほぼ完形に復元できた下甕(棺体A)は、その形態的な特徴から弥生時代後期前半新段階に帰属すると考えられている。

一括

佐賀県指定
指定年月日:20170411

有形文化財(美術工芸品)

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