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八王子神祈願図絵馬

はちおうじしんきがんずえま

概要

八王子神祈願図絵馬

はちおうじしんきがんずえま

その他 / 中部

桃山/1599

木製

縦 34.0cm 横(上辺)60.8cm(下辺)61.7cm 厚(上辺)1.0cm (下辺)2.5cm

一面

山梨県指定
指定年月日:20200309

神戸自治会

有形文化財(美術工芸品)

本絵馬は神戸地区の氏神である八雲神社本殿内に置かれていた。
 八雲神社は山梨県神社庁のホームページによれば、須佐之男命を祭神としており、由緒沿革を「往古八王子権現と称す。金桜神社の前宮として神戸組に斎祀り牛頭天王を配す。社地東西十間南北三十間、社地中、松梅の大樹二株あり。囲共に壱丈余あり、御岳道にあり天明、文政年代より近郷近在より厚く崇められる。尚当社は北山筋三八王子の一に数へられる。」と説明している。
 文化十一年(一八一四)成立の『甲斐国志』では、亀沢神主兼帯の中に「八王子権現」と出ている(『大日本地誌大系 甲斐国志』第三巻七九頁)。ちなみに、同書によればここから直線距離で約三㎞の猪狩村(甲府市猪狩町)に八王子権現があり、永禄七年(一五六四)三月再建の棟札があるという。
 絵馬の裏面に「当所八王地御身躰」と墨書されており、八雲神社が本来八王子権現社であったことからして、絵馬は現在保有している当社に奉納されたものである。

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