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繋馬図絵馬

つなぎうまずえま

概要

繋馬図絵馬

つなぎうまずえま

有形民俗文化財 / 江戸 / 中部

江戸中期/貞享元年(1684)

左を頭にした黒駒のたくましい体つきが特徴的な絵馬であ る。繋がれた縄を切らんばかりの黒駒の前脚付近の盛り上が った筋肉とやわらかく結わえあげられた鬣が対 照的で、神馬の威厳を十分に醸し出している。天満神社は、 菅原道真の三男乙千代の館跡に建つ天満宮といわれ、当社の 建つ西番町に隣接した吉江町にはかつて吉江藩の陣屋が置かれ、その城下町として吉江を形成した様々な町に住む住人が 天満神社に絵馬を奉納していることが、他の奉納絵馬から伺える。

縦47.4cm、横75.8cm

1枚

有形民俗文化財

天満神社の由緒は次のとおりである。延喜元年(901)、菅原 道真が失脚したときに四男はそれぞれ別々の国へ配流された。 三男景茂(乙千代丸)が当地へ流され、菅原道真の神像を彫 刻し、祀ったが、延長元年(923)に没した。その後、家臣らが天暦7年(953)に草堂を天神山に建立し、神像を祀って 御館天満宮とし、立待村7区の総社として崇めた。その後、南北朝期の脇屋義助、戦国期の朝倉義景、織田信長らの崇敬 も厚く、江戸時代においては吉江藩主松平(まつだいら)昌(まさ)親(ちか)の祈願所となった。

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キーワード

絵馬 / 奉納 / 神社 / 祈願

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