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花鳥蒔絵螺鈿書箪笥

カチョウマキエラデンショタンス

概要

花鳥蒔絵螺鈿書箪笥

カチョウマキエラデンショタンス

漆工

縦:34.8cm 横:61.0cm 高:42.7cm

1基

 こちらも机をかねた引き出し箪笥。十字架形の絵窓はめずらしいが、螺鈿による縁取り文様、すきまなく描かれた花鳥文、家紋とは限らない丸紋などは、初期の輸出漆器の特徴をよく示す。  西洋の城館では、こうした漆器を家具として常設した。長年にわたって紫外線を浴びた漆は光沢を失う。西洋ではニスを塗って修復したが、ニスは酸化しやすく、茶色くにごる。本品も全面にヤニ色の膜がかかったようであったが、このほど二年間の修復を経て輝きを取り戻した。修理後の初公開である。

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キーワード

螺鈿 / 漆器 / 輸出 / 蒔絵

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