『まつばらいろはかるた』絵札「つれづれに 橘庵名医 漢詩詠む」
『まつばらいろはかるた』えふだ「つれづれに きつあんめいい かんしよむ」
概要
松原市の市制施行60周年を記念して発行された『まつばらいろはかるた』の47枚ある絵札のうち「つ」の札。
北山橘庵は、享保16年(1731)一津屋に生まれ、少年時代から俊才で医学を橘元泰に学んで医者となる。のち、狭山藩や岸和田藩のおかかえ医となった。また、文学を大和郡山の柳沢棋園に学んで漢詩にすぐれ、文化人としても有名である。著書に『橘庵詩鈔』三冊、『鶏壇咽鳴集』、『北山医版』などがある。寛政3年(1791)11月15日に61歳で死去。厳島神社の近く、一津屋荘園の一角に橘庵など北山家代々の墓がある。