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三方石観世音の手形・足形等奉納品

みかたいしかんぜおんのてがた・あしがたとうほうのうひん

概要

三方石観世音の手形・足形等奉納品

みかたいしかんぜおんのてがた・あしがたとうほうのうひん

有形民俗文化財 / 中部 / 福井県

福井県

江戸時代後期~現代

 約6万点の奉納物から文化財として保存のために抽出した資料は3455点、それらを形態的特徴から次の11の項目に分類した。
「Ⅰ-01 手形」1165点、「Ⅰ-02 手形〈既製品〉」654点、「Ⅰ-03 足形」780点」、「Ⅰ-04 足形〈既製品〉」352点、「Ⅰ-05 両足形・胴形など」85点、「Ⅰ-06 人形・頭部など」17点、「Ⅰ-07 乳形」296点、「Ⅰ-08 男根形」4点、「Ⅱ-01 馬の脚形」9点、「Ⅱ-02 絵馬」71点、「Ⅱ-03 その他」22点、総計3455点。(以下、別紙調査報告参照のこと)

別紙目録のとおり

3455点

福井県三方上中郡若狭町三方22-1

三方石観世音
福井県三方上中郡若狭町三方22-1

有形民俗文化財

三方石観世音は、北陸観音霊場第7番および若狭観音霊場特番の札所である。本尊は、巨岩の壁面に彫られた線刻の観音像で、旅の途中の弘法大師が一夜のうちに彫ろうとされ、鶏鳴を聞いて夜明けを知り、片手を彫り残して去ったという伝説がある。手先のない観音様の御縁で、手足の痛みや身体の病の平癒を願う人々の信仰を集め、木製の手形・足形等を奉納する習俗が生まれ、境内の御手足堂には、この奉納品がうず高く積み上げられている。縁起によると江戸時代の文化年間に観音堂が建てられてから、本尊は秘仏となり、33年ごとの御開帳はもちろん、日常的にも若狭地方を中心に広域から参詣者を集めている。三方の住民から選ばれた役員が年間を通して観音堂事務所に勤めて、管理されている。

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