徳川斉脩の漢詩碑
とくがわなりのぶのかんしひ
概要
徳川斉脩の漢詩碑
とくがわなりのぶのかんしひ
歴史資料/書跡・典籍/古文書 / 江戸 / 関東 / 東京都
東京都
江戸中期/1828年
自然石型。結晶質石灰岩(大理石)。正面に縦138.0㎝、横74.0㎝、深さ3.0㎝の方形の枠を彫り出し、枠内を平滑に調整し、その中に以下の銘文が縦書きで陰刻される。
高195.0㎝、幅127.0㎝、厚 22.0㎝
1基
東京都文京区大塚三丁目29番1号
文京区指定
指定年月日:20140301
国立大学法人 筑波大学
有形文化財(美術工芸品)
本石碑は、水戸藩第8代藩主徳川斉脩(1797~1829)により、文政11年(1828)に守山藩上屋敷内の庭園(占春園)内に建立されたものである。現在、守山藩上屋敷跡地である筑波大学東京キャンパス敷地内に設置されている。石材は、水戸藩の御用石で常陸国内から産出される寒水石である。銘文には、文政10年冬に水戸藩上屋敷が罹災し、幕命により夫人峰姫とともに守山藩上屋敷へ転居したこと、及びその屋敷内の庭園(占春園)の景観を称えて詠んだ七言律詩が陰刻されている。