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粉彩梅竹図皿〈雍正年製/〉

ふんさいうめたけずさら〈ようせいねんせい/〉

概要

粉彩梅竹図皿〈雍正年製/〉

ふんさいうめたけずさら〈ようせいねんせい/〉

工芸品 / / 関東 / 東京都

東京都

清時代/1723~1735

純白色磁器質胎の円形小皿で、口縁が僅かに外反した姿。内面に七分咲きの紅白梅二本とその下辺に竹を線描し、花は蕊に黄を点じた臙脂と白、樹幹は樺、竹葉は萌黄、青色などで賦彩する。内表の画面右上上辺に黒彩の「芳蕊経時雪裏開」の七字と、臙脂彩した「佳麗」、「寿古」、「香情」の文字を捺印様に書き記す。外側面は、菜種色に近い黄釉を施すのみの無文。

高4.4  口径17.3  底径10.8  (㎝)

1枚

東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9

重文指定年月日:19640128
国宝指定年月日:
登録年月日:

独立行政法人国立文化財機構

国宝・重要文化財(美術品)

中国清朝期の絵付磁器は粉彩によって代表される。粉彩の遺例は小品が多いが、それらの中に活字体で記された「雍正年製」または「乾隆年製」の年紀を伴ったものがあり、その製作年代が示されるとともに、この類に優れた品がみられる。この小盤は前者の年紀を伴うものであって、噐表面内の一点一画もゆるがせにしない謹厳な絵付にふさわしいような書体や配置がうかがえる。

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